生産者向け 栽培期間が短く周年収穫できる!ベビーリーフ
ベビーリーフはその名の通り、小さい株で収穫するので栽培期間が短く、周年収穫ができます。カット野菜やそのまますぐに食べられる野菜の需要が増えてきているので、直売所出荷の方にはおすすめです。

いろいろな品種を組み合わせて袋詰めで販売しやすく、周年収穫できるので安定的に販売も可能です。また、栽培期間が短いため病害虫のリスクが比較的少ないところもメリットがあります。

ベビーリーフ栽培方法

・土づくり、種まき
「レタス」は酸性の土壌を嫌うので、まず苦土石灰を施してpH値を安定させます。元肥中心とした土づくりを行い、追肥する場合は水やりをかねて液肥を施します。
発芽・成育適温は20~25℃ですが、「レタス」に限っては25℃以上の高温になると休眠し発芽が低下しますので注意が必要です。

種まきは十分に水分を含んだ土壌に均等にバラまきするか、条間10cm程度ですじまきします。
覆土は種が軽く隠れる程度に行いますが、特に「レタス」は好光性種子のため深まきは避けましょう。
発芽するまでは適温を保ち、極端な過湿・乾燥状態にならないよう注意します。


・収穫
10~15cm位まで伸びたものから間引いて収穫します。直売所等に出荷する際は、ミックスしてパック詰めするのがおすすめです。


・栽培の注意点
春から夏にかけての栽培は日よけなどで発芽をそろえ、高温長日で抽苔しやすいので早めに収穫を行います。高温期は葉の赤色が薄くなることがあります。
冬場の栽培は成育が緩慢となるので、保温資材などを利用して成育を促進させましょう。露地栽培の場合は霜よけなども必要です。

ベビーリーフの種子