花壇やプランターにぴったり! ペチュニアを楽しむ
初夏から秋にかけて長く観賞できる花壇向け草花の代表格、ペチュニア。公園の植栽などで見かけることもあるのではないでしょうか。
鉢植えでも楽しめ、豊富な花色とその鮮やかさでガーデンを明るく彩ってくれます。
シリーズごとの特徴と、栽培のワンポイントも紹介しますので、ぜひ育ててみてくださいね!

中輪系「よく咲くペチュニア バカラiQ」シリーズ

●営利生産向けおすすめポイント
雨後の回復力に優れ、ポットパフォーマンスとフィールドパフォーマンスを両立した改良品種です。

開花性は「バカラ」シリーズと同様に花色も豊富で、花弁が厚く丈夫です。

 

●家庭園芸向けおすすめポイント

「よく咲くペチュニア バカラiQ」シリーズは、ペチュニアが持つ次のような弱点――
①雨に打たれると高湿度で病気が出やすい
②梅雨時は屋外で育てにくい
③花びらがべたついて傷みやすい

――これらを克服するために、10年以上かけて改良された品種です。

花壇でも鉢植えでも、雨を気にせず長く花を楽しめる丈夫なペチュニア。
ぜひ「バカラ
iQ」で、安心して美しい花を育ててみてください。

中輪系「バカラ」シリーズ

●営利生産向けおすすめポイント
「バカラ」シリーズは花壇苗としてのパフォーマンスに優れるロングセラーの品種で、生産者の方におすすめです。花色も豊富で、花弁が厚く丈夫なのが特徴です。

中輪系「エコチュニア®」シリーズ

●営利生産向けおすすめポイント
ポットへの移植後、5℃程度の設定温度、無電照下の短日条件でも開花するため、暖房費の削減・栽培期間の短縮に繋がり、早期出荷に適します。
また、シリーズ全体で開花がそろうため、計画的な出荷が望めます。

 

●家庭園芸向けおすすめポイント
寒冷地にお住まいの方、早春にペチュニアを植えたい方におすすめなのが「エコチュニア」シリーズです。

低温短日期(気温約5℃)でも花が咲くため、比較的短い栽培期間で花を楽しめます。
春先の不安定な気候でも次々と花が咲く品種です。

中輪系「マンボGP」シリーズ

●営利生産向けおすすめポイント
花壇での株張りがよくなった改良系のシリーズです。

株張り約30cmと非常にコンパクトにまとまる草姿で、店頭での棚持ちがよいのが特徴です。

大輪系「よく咲くペチュニア パフィン」シリーズ

●営利生産向けおすすめポイント
花径約8cmの大輪系「よく咲くペチュニア パフィン」シリーズ。

大輪系品種は特に雨による花の傷みが顕著でしたが、「パフィン」は花弁がダメージを受けたあとに早く回復して次の花が咲き、潅水による花傷みも少ないように改良しています。

省力栽培、棚持ちにも優れる品種です。

ペチュニア栽培のワンポイント

ペチュニアの種子は非常に小さく、好光性(発芽に光を必要とする性質)なので、まいたあとに覆土はせず底面から水を吸わせるようにします。

上から勢いよく水やりをすると種子が流れてしまう可能性があるので注意しましょう。
発芽適温は20~25℃、発芽日数は10日程度です。温度が確保できない場合は屋内で保温してまきます。
ペチュニアで一般的なペレット種子(コーティング種子)は、細かい種子をまきやすいようにコーティングしたものです。まいたあとは霧吹きで水をかけてコーティング剤を割ります。
また、ペチュニアは弱酸性~酸性の土を好むので、発芽・育苗後本葉10枚くらいになったら、市販の専用用土または赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土3、ピートモス1の配合土に植え付けましょう。

ペチュニア栽培におすすめのグッズ