収穫時期で選ぶネギ
ネギの利用には地域差があり、東日本では一本ネギ(根深ネギ)、西日本では小ネギ(葉ネギ)が好まれます。温暖地の場合、冬どりが一般的な一本ネギも、品種によっては春や初夏どりできるものがあります。さまざまな収穫時期に合わせて栽培できる、おすすめの品種をご紹介します。

秋から冬に収穫できる

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温暖地の一本ネギは秋~冬にかけて収穫するのが一般的です。
この時期の作型では夏越し、秋~冬時期の病気が問題となります。おすすめの品種は「夏扇4号」です。「夏扇4号」は太りがよく、土質を選ばずに栽培しやすい特性があるので、比較的栽培しやすい品種です。また、首部の締りがよいので、出荷を考えている方にも見た目のよいネギが収穫できます。

秋から冬に収穫できる一本ネギ

春から初夏に収穫できる

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ネギは寒さにあたった後、春の気温上昇に伴いトウ立ちすることがあります。トウ立ちするとネギが硬くなり、おいしさが半減します。そうならないようにトウ立ちが遅い品種を選ぶようにしましょう。
おすすめの品種は「春扇」です。トウ立ちが比較的遅く、太りが早いので、春にやわらかくておいしい一本ネギが収穫できます。

春から初夏に収穫できる一本ネギ

夏に収穫できる

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寒冷地では夏にネギを収穫できますが、温暖地では夏どりが難しくなります。秋に種まきをして冬越しする必要があるため、トウ立ちの遅さと暑さへの強さが必要です。おすすめの品種は「夏扇パワー」です。
トウ立ちの遅さがありながら、夏の暑さにも比較的強いので、温暖地に夏どりするネギとしておすすめです。

夏に収穫できる一本ネギ

長い期間栽培できる小ネギ

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小ネギはまきどきが長く、種まき時期をずらせば一つの品種でも長い期間の収穫ができます。
おすすめの品種は「緑秀」です。暑さ、寒さに強く、温暖地では周年の栽培も可能です。葉がやわらかくておいしい小ネギが収穫できます。

小ネギ

その他のネギ

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