薬剤の使用に際しては、必ず商品の説明書をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。最新の適用病害虫名・対象作物名については、メーカーのホームページをご参照、または、お問い合わせください。
個人で家庭園芸において家庭園芸用薬剤を利用される際は、適正かつ安全に使用していただくため基本的な注意事項を守っていただいた上、使用薬剤の説明書をよく読んで、記載内容に従った安全適正使用をお願いいたします。
● 薬剤の選択
使用の目的を明確にする。対象の病害虫・雑草および植物、場所を明確にしつつ、噴霧器で散布するか、スプレー剤や粒剤などそのまま使用する薬剤を使うかを決める。
● 薬剤ラベルの確認
適用作物、使用濃度、注意事項などラベルには重要なことが記載されているのでよく読む。
● 健康状態の確認
体調がすぐれないときは、薬剤散布を行わない。
● 希釈、薬液調整
ラベルに記載されている適用表を見て薬液調整を行う。使用する分だけ希釈する。
● 服装の注意
大量に散布する場合や高木に散布する場合は農薬用マスク、園芸用眼鏡、手袋、帽子、長袖の服、長靴を着用するなど皮膚の露出部を少なくする。
剤型ごとの利点、注意点をよく理解し、使用場所、規模などの条件に合った剤型を選択してください。小スペースの家庭園芸用や初心者の方には、薄めずそのまま使用できる剤型がおすすめです。
各薬剤は必ず計量した所定量を用います。薬剤を希釈して調整した散布液は、いずれもよくかき混ぜて散布します。薬剤は一度水で薄めると保存できませんので必要量をあらかじめ調べて、ラベルや説明書に記載されている使用濃度を守ってお作りください。
薬剤を散布するとき、そのまま使用できる商品もありますが、乳剤・液剤・水和剤・水溶剤・フロアブル剤などの商品は水で薄めて使います。
500倍の濃度の液を1L作りたい場合 | 乳剤・液剤・フロアブル剤では2.0mLを1Lの水に溶かす 水和剤・水溶剤では2.0gを1Lの水に溶かす |
このページの編集協力:住友化学園芸