直売所に野菜を出荷しているけれど、思うように売り上げが上がらない…。そんな悩みをお持ちの方必見!「かき菜」を直売所に出荷して、1カ月20万円を稼ぐ生産者にそのヒミツを伺いました。
茨城県古河市
沖田和雄さんの例
KAZUO OKITA
茨城県古河市
沖田和雄さんの例
KAZUO OKITA
栽培面積:約80平方メートル
畝幅1.4m/畝の長さ23m/畝間15cm
種まき時期:9月上旬~10月下旬まで
栽培方法:株間2cm、条間15cm
生育に合わせて数回間引き
高さ15cm程度成長した株は出荷、本格収穫は20~25cm程度の高さになったものを間引き収穫します。
このとき充実している株を、かき菜出荷用に親株として残しておく。株間の目安は30cm程度。
収穫について
1~2月にかけて、除草、小さな株、枯れ葉を取り除き、月に1回程度 完熟鶏ふんを施します。
そして3月初旬、いよいよ収穫。沖田さんの畑では5月中旬まで収穫できます。
その期間の収穫量はかき菜250g 1袋で3000袋にもなります。
(最盛期の収穫量は80~100袋)
価格は98~148円で設定。
収穫期の売り上げは40万円にもなります。
「味美菜」のかき菜は、
どうして直売所で儲かるの?
おすすめポイント
チンゲンサイとコマツナの種間交雑種だから、「コマツナの甘み」と「チンゲンサイの爽やかな苦み」のバランスがよく、「他にない味」が直売所で人気。
他の人と一味違った野菜を販売することが直売所で儲けるポイント!
おすすめポイント
①間引き菜を出荷
②通常の「味美菜」の青果物として出荷
③かき菜として出荷
と、段階に分けて無駄なく出荷できる。
おすすめポイント
かき菜は次々と収穫できるので、棚を常に埋めることができる。
沖田さん流
直売所で儲けのコツ
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鮮度が命。
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コンスタントに出荷する。
(棚を空けない、自分の売り場を死守する) -
他人が販売していないもの、高品質の野菜を出荷する。
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コストをかけない。
(大型機械や薬剤などはなるべく使わない。) -
高く売る。
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ロスをなくす。
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よいものから優先販売する。
(後入れ先出し)
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固定客を持つ
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規格外品をいかに売るか工夫する。
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POPを最大限活用する。
(他人とは違うオリジナルPOPを作る)
沖田さんより直売所出荷のすすめ
畑でトレーニングをしながら(農作業はトレーニング)、
野菜を生産し食する。
食事もトレーニングの一環といわれており、
まさに究極のトレーニングである。
その野菜を出荷しお金に換えることは、家計の足しになり、
まさに「筋トレ&金トレ」である。
撮影協力
道の駅
「まくらがの里 こが」