秋を彩る草花として人気のコスモス。秋シーズンになると各地で見ごろを迎えます。秋に定番のコスモスですが、少しのポイントを押さえれば初心者でも簡単に栽培できるのはご存じですか。また、花壇で育てるイメージの強いコスモスですが、種類を選べば鉢植えでも育てることができます。コスモスを種から育てて自分だけのコスモス畑を作ってみるのはいかがでしょうか。
迷ったらコレ!
コスモスおすすめ品種2選
夏から秋にかけて咲く!コスモス
夏にまいて秋に咲く!遅咲きのコスモス
コスモスの育て方・栽培方法
生育条件
- 日当たり
- 日なた
- 耐寒性
- 弱
栽培条件
- 種まき
- 2~3粒ずつまく
- 植え付け
- 花壇やプランターに
20~30cm間隔で
植え付け。
ポイント
発芽適温は15~20℃です。寒冷地で5月まきをする方は保温しましょう!
「はじめてさんの かんたんタネまきキット」を使用すると安心です。
コスモスの栽培カレンダー
夏から秋にかけて咲く!
コスモス
夏にまいて秋に咲く!
遅咲きのコスモス
種まき
発芽適温は15~20℃です。花壇に直まきする場合は、1カ所につき2~3粒ずつ等間隔にまきます。
苗作りをする場合は7.5~9cmのポットに2~3粒ずつまきましょう。
苗の移植も容易なため、箱に筋まきし、小さい苗にして定植することもできます。
間引き・苗作り
1カ所につき2~3粒ずつまいた場合は、葉が触れ合うようになると苗が徒長しやすくなるので、2回に分けて間引きます。最終的に1カ所につき1本だけ残るように間引きましょう。
箱に筋まきした場合は双葉のうちに密に生えたところを間引き、その後は、葉が触れ合う程度の株間を保つように間引きます。
定植
ポット苗の植え付け間隔は20~30cm、遅まき栽培は株が大きくならないので、まき時期により、株間をつめ、密植状態で咲かせます。
ポイント
コスモスは、荒地でも育つような丈夫な植物ですが、過湿には弱いです。花壇に植え付ける場合は日当たり・風通しのよい場所を選びましょう。
病害虫
とくに大きな被害を受けることはありませんが、育苗時にアブラムシ類やハダニ類が付くことがあります。注意して、早めに適正な殺虫剤をまき、駆除します。
コスモスの育て方・栽培方法で
よくある質問
- 株が風で倒れることがないように、低く咲かせたい
-
コスモスは多肥(窒素過多)だと葉が茂りすぎ、茎がやわらかくなって、倒れやすくなります。元肥を入れないで完熟堆肥だけを土に混ぜて育てます。また、草丈を低く咲かせたい場合は、種まき時期を遅くしたり、摘芯をします。伸びてしまった株は、早めに支柱を立てて誘引します。
- 説明では高性品種と書いてあるのに、草丈が伸びないうちに、花が咲いてしまいました。
-
養分や水分が不足すると、苗が老化して、小苗でつぼみをつけることがあります。生育期には水と肥料が不足しないように育てます。
- 川べりや空き地などを緑化したい。おすすめの品種と種量の目安などについて教えてください。
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景観用のコスモスとして「センセーション混合(種まき後約70日で開花する早咲き)」。直まき方法で、100㎡当たり200~300mLが必要です。
- 他のコスモスは咲いてきましたが「キャンパスシリーズ」だけ花が咲きません。
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「キャンパスシリーズ」は短日開花性の品種で、開花は種まき時期に関係なく、10月ごろになります。花が咲くまで成長を続けて草丈が高くなるので、早めにまくと草丈が高くなり過ぎます。 遅めに種まきをすると、草丈を低く抑えることができます。
6月、7月、8月と順次種まきをすると草丈の高低ができ、立体的で見栄えがよくなります。