みわくのコーン「ゴールドラッシュ」シリーズでも品種によって、収穫適期に差があります。実際にどのくらい収穫期間に差があるのか調査してみました。
栽培概要
- 場 所
- 神奈川県横浜市
- 種まき
- 2023年5月18日
株間30cm×条間45cm
2条にそれぞれ3粒まき
栽培を始めた5月中旬から収穫を終えた8月上旬の間、気温は前年並みの猛暑続きに加え、降水量を見ると6月に台風が2回接近した影響で降水量が多く、スイートコーンにとっては株を作っていく時期に台風に見舞われ、生育に遅れが発生。さらに収穫が近づいてくる7月から雨が極端に少なくなりスイートコーンにとっては非常に厳しい環境でした。
収穫調査結果
ゴールドラッシュ®
7月24日(種まきから67日後)
先端まで色づき始めており収穫適期。どの株にもしなびは見られない。
※ゴールドラッシュは先端がやや未熟のときから収穫します。
7月27日
先端までしっかり色が回ったが、一方で先端からしなびが発生。
外皮をむいてみると先端のみしかしなびていないが、しなびが出ると味が落ちてしまう(販売している方であれば商品価値が落ちてしまう)ため、収穫は適期から2日以内に収穫するのがベスト。
ゴールドラッシュ®88
7月27日(種まきから70日後)
先端まで色づいており収穫適期。どの株にもしなびは見られない。
7月31日
先端に少ししなびが発生。
先端のみで他の部分にはしなびは見られない。
収穫適期から3日以内に収穫するのがベスト。
ゴールドラッシュ®90
7月27日(種まきから70日後)
ゴールドラッシュ88同様、先端まで色づいており収穫適期。どの株にもしなびは見られない。
8月2日
先端にしなびが発生。
他の株を見てもしなびが発生しているのを確認。
収穫適期から5日以内に収穫するのがベスト。
収穫日の予想
品種特性に明記してある種まきからの日数で収穫日が予想できます。(例:ゴールドラッシュ88であれば種まきから88日後くらいを収穫目安にする)
しかし、栽培時期(気候)によって収穫時期がずれる可能性があります。
トウモロコシを収穫するタイミングは積算温度が影響します。例えば、雌穂からひげ(絹糸)が発生してから積算温度が450~520℃に達すると収穫になります(品種により前後します)。
雌穂からひげ(絹糸)が発生した日を記録し、それ以降の平均気温(=最高気温と最低気温の平均)を記録しておくと収穫時期が予想できます。
しかし、あくまで予想なので、収穫が近くなってきたら試し採りをして先端の色づき具合を確認することをおすすめします。
まとめ
今回は厳しい環境の中、神奈川県横浜市で調査した結果としては品種ごとに収穫適期の期間が若干異なる結果になりました。
いずれの品種も収穫適期はわずかな日数しかないので、あらかじめ雌穂からひげ(絹糸)が出た日から収穫する時期の予想を立てておきましょう。
いざ収穫時期になったら、早生の品種ほど早く収穫しましょう。日数をかけるほどしなびのリスクだけでなく、野生動物からの被害も出るリスクが高まってしまいます。
※それぞれの収穫期間はあくまでも今回調査をした環境による結果になります。
「ゴールドラッシュ®」シリーズの
商品ラインアップ
早まきして早く収穫したい方
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売れてます 直売所でも人気 サカタ交配 中生ー中早生 サカタのタネ トウモロコシのベストセラー! 多くの生産者に選ばれています!
ゴールドラッシュ(R)より少しでも大きくとりたい方
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サカタ交配 早生
とり遅れのしなびが気になる方
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サカタ交配 中早生 おいしさ長持ち! 管理がしやすい ゴールドラッシュ(R)86
大きなトウモロコシをとりたい方
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サカタ交配 中生 生育旺盛で大きくできるゴールドラッシュ(R)88
倒伏が気になる方
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サカタ交配 中晩生 強風でも倒れない強靱(きょうじん)な根張り ゴールドラッシュ(R)90