ホワイトアスパラガスというのは元々白い品種があるわけではなく、通常のグリーンアスパラガスを日光に当てずに栽培するとホワイトアスパラガスになるのをご存じですか。
今回はサカタのタネで大人気のグリーンアスパラガス「ウェルカムAT」を用いて、スーパーなどではなかなか出回らない甘くておいしいホワイトアスパラガスの育て方をご紹介します。
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実は、緑と白でそれぞれ品種が違うわけではなく、日光に当てるか当てないかの違いによって色が分かれます。
元はグリーンアスパラガスなので形は同じですが、日光に当てずに栽培することで白いアスパラガスを作ることができます。 -
生のホワイトアスパラガスをスーパーで見掛ける機会が少ないのは、ホワイトアスパラガスを生産する農家さんがそもそも少ないからです。
その上、栽培に手間がかかり、傷みやすく出回る時期も限られているため、流通量が非常に少なく値段も高くなります。 -
ホワイトアスパラガスといえば缶詰という印象が強い方も多いと思いますが、とれたての新鮮なものは缶詰とは別物です。
ほんのりと甘みがあって、青臭さがなく食感が柔らかくてとてもおいしいです。
緑と白のアスパラガスだけではなく、
紫アスパラガスにアスパラキャップを使うとピンクのアスパラガスが収穫できることも!
色とりどりのアスパラガスを楽しんでみませんか?
ホワイトアスパラガスの栽培には「アスパラキャップ」がおすすめ!
芽が出たらすぐにかぶせるだけで、日光を遮り、白いアスパラガスを育てられます!
ホワイトアスパラガスに
向く芽を探す
土から出たばかりの1cm以下の
白い芽がホワイトアスパラガスの栽培に最適です。
ホワイトアスパラガスに
向かない芽
1cm以下でもうっすら赤や緑に着色し始めている芽や、
1cm以上の芽はきれいな白色のホワイトアスパラガスにならない場合があります。
アスパラキャップを
組み立てる
サポーターを組み立てて、アスパラガスの芽にキャップと遮光袋をかぶせれば完成です。
袋の根元を竹串で
補強する
※竹串は「アスパラキャップ」には付属していません。
遮光袋を取り外して
収穫する
袋が少し持ち上がったタイミングが収穫の
目安です。
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直売所でも珍しいホワイトアスパラガスを作ろう! 芽が出たらすぐにかぶせるだけでとれたてを味わえます
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従来のアスパラガスは、本格的に収穫できるまでに3年かかりますが、
「ウェルカムAT」は株張りがよいため、従来品種より早く収穫することができます。※植え付けの翌年は株を充実させるため10日間程度収穫をしたら、その後は収穫をせず茎葉を育てます。
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「ウェルカムAT」(右)は従来品種(左)と比較して株が大きく、根が太いため、びっくりするほど大きな極太アスパラガスを育てることができます!
極太アスパラガスだからといって、大味ではなく、しまりのよい食感と味も抜群です。 -
従来のアスパラガスは年によって収穫量が増減する場合もありますが、「ウェルカムAT」は毎年コンスタントに収穫できるように改良されています。
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数量限定 収穫までの期間が短く、毎年収穫できて、太くておいしい
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生育条件
- 日当たり
- 日なた
- 土壌酸度
- 弱酸性~中性
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栽培管理
- 植え付け
- 株間50cm
※茎葉が茂り過ぎないように本数を抑えること
寒地・寒冷地のアスパラガスの
作型図
暖地・温暖地のアスパラガスの
作型図
定植の2週間以上前に苦土石灰を1平方メートル当たり3握り(約150g)まいて、よく耕します。
1週間前に1平方メートル当たり堆肥を約3㎏、化成肥料を3握り(約150g)まいてよく耕し、高さ20cmの畝を作ります。
植え付けの深さは、植えた土の高さが畑の畝の高さより5cmほど低くなるようにして、さらに芯の部分が5cmくらい土に埋まるようにします。
根は傘のように広げて、根は長いですが切らずに、先が丸まってもそのまま植えます。植え付け後は土をしっかり押さえてからたっぷりと水やりをします。
わらなどを5cmほどの厚さに敷き詰めて、霜よけと乾燥防止をしておくとよいです。
地域により
植え付け時期に注意!
暖地・温暖地の方は11~12月・4~5月、寒地・寒冷地の方は4~5月に定植を行うので、苗の購入時期に注意します。
芽が出てきたら風などで倒れないように、ひもやネットで囲いを作り、茎葉が伸びるに従い高さ40cmまでひもを上げていきます。株を育てるため、晩秋で1株当たり茎数は40本、草丈70cm以上を目標とします。雑草防除と適切な水やりを心掛けましょう。
追肥は1カ月に1回、化成肥料(窒素:リン酸:カリ=8:8:8)を軽く1握り(約30g)を与えます。
倒伏防止をしっかりと!
定植後は支柱を立てて、ひもあるいはネットを周囲に回して苗が風で倒れないようにしっかり対策をします。
冬に入り、茎葉が黄化したら刈り取って焼却します。早春、茎が出てきたら畝全面に施肥(春肥)として1平方メートル当たり化成肥料を3握り(約150g)を与えます。
春のみの1季どりの場合
春のみ収穫するメリットは、夏芽も収穫する場合より茎葉をしっかり育てることができるので、春に太くてしっかりしたアスパラガスを収穫できます。また、収穫後の茎葉の本数を調整する必要はなく放任栽培できます。
収穫期間は栽培2年目で15~20日間、3~4年目で30~40日間、5~6年目で50~60日間くらいに抑えます。
春・夏秋の2季どりの場合
春と夏秋にかけて収穫するメリットは、春のみ収穫するよりも年間の収穫量が倍以上多くなることです。ただし、春のみ収穫のように放任栽培とはいかず、茎葉が茂り過ぎないように本数を抑える立茎が必要です。
春の収穫期間は、栽培2~3年目は10~15日くらい、4年目以降は立茎を始める時期を除いて若茎が発生しなくなるまで全て収穫します。
立茎の本数は、暖地・温暖地では4~5本、寒地・寒冷地は10~15本になるように茎葉を残します。
春どり・2季どり共通の作業
3~9月の各月1回、化成肥料を3握り(約150g)与えます。
雑草防除が重要!
雑草防除は重要です。また、追肥のタイミングで硬くなった土を浅く耕したり、除草、水やりも忘れずに行います。
収穫と保存方法
25~30㎝のものをハサミを使って収穫します。収穫したらラップに包んで、食べる直前まで立てて冷蔵庫で保存します。
- 生育をよくするコツはありますか。
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アスパラガスの根は1~2mと深く伸びるので、水はけがよい、耕土が深い畑で栽培します。
水はけが悪いと、根腐れを起こしやすくなります。
畑が乾燥すると、株が大きくならず、根への養分が蓄積しにくくなり、収穫量も減りますので、水やりを十分に行います。土質は砂質を好みますが、乾燥を避けるため、株元や畝に敷わらをします。
- 注文していたアスパラガスの苗が届きました。天気が悪く、畑の準備ができていませんが、苗はどのように保管しておけばよいのでしょうか。
これから寒くなっても植え付けできるのでしょうか。 -
雪の早い寒冷地では春の植え付けになりますが、畑の準備ができる場所では、苗が到着次第できるだけ早めに植え付けます。
天候の都合などで準備が遅れる場合は、寒さには強いので植え付けは遅れても構いません。しばらく保管する場合は、ポリ袋から出して新聞紙などに包み、暖房のない冷暗所に置いておきます。
- アスパラガスの枯れた株や肥料の与え方などの冬越し管理について教えてください。
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宿根草のアスパラガスは、秋遅く地上部が枯れ、根と冬芽が残ります。枯れた株は根元から切り取ってください。寒さには強いので冬越しの心配は無用です。
北海道道南、道央で冬を越えているほどです。冬の施肥は有機質肥料を、株から離れたところに寒肥として与えます。
- アスパラガスが植え付け4年目で、株が大きくなってしまいました。周囲のほかの植物と競合してしまうので、植え替えしても大丈夫でしょうか。
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アスパラガスは苗を植え付けると、8~10年は据え置きで栽培・収穫が可能な作物です。程よい収穫が期待できる株に育ってきたので、今は植え替えは好ましくありません。やむを得ない場合は、来年の早春に目的の場所へ植え替えましょう。
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直売所でも珍しいホワイトアスパラガスを作ろう! 芽が出たらすぐにかぶせるだけでとれたてを味わえます
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冬お届け 暖地・温暖地のみ植え付けOK
(注文期間 毎年5月下旬~10月)
※寒地・寒冷地の冬季植え付けには向きません。
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(注文期間 毎年5月下旬~10月)
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冬お届け特大株 全地域植え付けOK
(注文期間 毎年5月下旬~10月下旬)
春お届け通常サイズ株
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