ヒマワリ「ビンセント」が生まれて、2019年で10年。当社の研究力を尽くした「丸弁」「上向き」「重ねのよさ」は世界中で高く評価され、皆さまに愛される花に成長することができました。
ヒマワリ=夏の花のイメージですが、最近ではシックなオレンジ色は「秋ヒマワリ」として人気です。ハロウィーンとの飾り付けの相性も◎。種をまいてから約55日で開花する「ビンセント」。ヒマワリの定番品種として栽培してみませんか。
ヒマワリ ビンセントの3つの特徴
今までの品種は、横向きであったり、咲いた後はすぐに下を向いてしまったり、太陽の方にすっと向かって咲くことはありませんでした。
そこで、明るく元気に「上を向いて咲く」ように開発した品種が「ビンセント」シリーズです。
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上を向いて咲く!
花首が硬く、花壇に咲いているときも、花束やアレンジメントで使っているときも、いつも少しだけ上向きで愛くるしくこちらを見つめているようで、とても使いやすいです。
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花粉が出なくて、ボリュームたっぷり!
丸みを帯びた花弁は、重ねがよく、しっかりしていて枚数も多いので、ボリューム感があります。花粉も出ないので、切り花やアレンジにもおすすめです。
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1シーズンに花を何度も楽しめる!
種まきから約55日で花が咲く性質を生かして、1シーズン同じ場所に時期をずらして種をまくことで次々と花が咲き、長い期間花を楽しむことができます。
まき時期の4月下旬~8月中旬の間に、鉢植えなら2~3回、広い庭なら4~5回に分けて種をまきます。
育て方・栽培方法のポイント
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緩効性肥料(ゆっくり長く効果のある肥料 )を培養土にまき、1カ所に固まらないようによく混ぜ込みます。
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鉢に土を入れ、鉢の上から3cmのところで土をならし平らにします。
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土に人さし指で穴を開けて、種の尖っている方を下に向けて植え付けます。そうすると真っすぐ芽が出るので茎が曲がらずに育ちます。穴の深さは約1cm。
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穴に2~3粒ずつ種を入れます。このとき種同士があまり触れないように注意します。
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土をふわっとかけて手のひらで押さえて、平らにします。
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種まきした日付をラベルに書いて差したら、芽が出るまでは水たまりにならないように何回かに分けて、鉢の底から水が出るまでたっぷりやりましょう。
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ポイント水やりのタイミング
土の表面が白っぽく乾いてきたら、鉢の底から水がたっぷり出るくらいしっかり水をやります。
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芽が出て双葉がしっかり開いたら、ヒョロヒョロのものや小さな芽を間引きして、元気な芽を3~7本残します。ここで残す芽の数によって、花の大きさが決まります。
3本残した場合・・・大きめサイズ
5本残した場合・・・切り花におすすめのサイズ
7本残した場合・・・丈が短め&やや小ぶりのサイズ
ハロウィーンの時期に咲かせるコツ
「ビンセント」は種まき後約55日で開花するので、8月初旬~お盆明けまでに種をまくとハロウィーンのころに開花が見込めます。露地栽培は草丈が高くなり過ぎる場合があるので、鉢栽培がおすすめです。