あんどん仕立てとは?
鉢に数本の支柱を立てて、輪にした針金などの枠を数段固定します。そこにつる植物をらせん状に絡ませ、誘引して仕立てていく方法です。
限られたスペースでも栽培できます。コンパクトなので移動も容易で、かわいらしい鉢植えを楽しむことができます。
幼いころから親しみのあるアサガオ。多くの品種が「あんどん仕立て」でも「緑のカーテン」でも楽しめますが、品種の特性によっておすすめの仕立て方があります。おすすめの仕立て方に合わせて品種を選んで、種からチャレンジしてみませんか。
鉢に数本の支柱を立てて、輪にした針金などの枠を数段固定します。そこにつる植物をらせん状に絡ませ、誘引して仕立てていく方法です。
限られたスペースでも栽培できます。コンパクトなので移動も容易で、かわいらしい鉢植えを楽しむことができます。
あんどん仕立て向きの性質
豊富な花色と大きな花
涼しげな葉
家の窓際に専用のネットや支柱を使用して、つる性の植物をカーテンのように育てて、上に誘引して仕立てていく方法です。
日光を遮ったり、和らげることで、室温の上昇を抑えたり、植物の間を通り抜ける風が、葉から蒸散された水分により冷やされることで家の中を快適にすることができます。
生育が旺盛
昼すぎまで咲く!
大輪で美しい星咲きの花
つるがよく伸びる
午後まで咲く!
9~10月に花が咲く
キキョウを思わせる変わり咲きや八重咲き、つり鉢に向くものなど、なじみある姿とは異なる、珍しいアサガオです。
半八重の花がかわいらしい
あんどん仕立てにおすすめ
つり鉢やハンギングにおすすめ
寄せ植えにできる
珍しい八重咲き
蕾もユニーク!
発芽適温20~25℃と高いので、5月上旬以降に種をまくようにします。袋の中の種は特殊処理がしてあるので、水につけずにそのまま花壇やプランターに直接まくことができます。
「アーリーヘブンリーブルー」「スプリットペタル」は特殊処理をしていないので種まき前に、種を湿らせたティッシュの上に6時間くらい置いて吸水させます。
花壇や鉢に直接まくか、苗作りをします。
鉢植えは、直径15~18cmくらいの鉢を用意して、鉢底石を敷き、培養土を薄く入れた上に元肥を置き、その上に培養土を入れて、3~4粒まきます。
苗作りをする場合は、7.5~9cmポットに種まき専用土を入れて、2~3粒ずつまきます。
種をまいたら、1cm程度の土をかけます。温度が低いときはスムーズに発芽しないので、保温カバーなどの保温用資材を使用します。
発芽したら十分日光に当て、苗が徒長しないよう注意します。双葉が出そろったら生育のよい苗を1本残すように間引いて育てます。
本葉が出始めたころから、週に一度液肥を与え丈夫な苗を作るようにします。
苗作りをした場合、本葉2~4枚になったら定植します。
アサガオは暑さと強い日差しのある場所を好みます。水は表土が乾いてきてから、たっぷり与えます。
肥料切れしないよう、月に一度、粒状や顆粒タイプの置き肥を与えます。
弊社のアサガオの種は吸水しやすいように処理してあるので、水につける必要はありません。そのまま、まけます。水につけたい場合、1時間ほどで十分です。発芽には水分と酸素と温度が必要です。長く水につけると種が呼吸できなくて、死んでしまうことがあります。
本葉4~6枚のころに先端を切る摘芯をして、わき芽を出させて仕立てましょう。親づるより子づる、子づるより孫づるの方が、花付きがよくなります。これを低い位置でクルクル回るように誘引してから上に伸ばすようにするとたくさん花を咲かせることができます。
肥料分はよく効いていますが、窒素成分が多いと葉ばかりが茂って花が咲かなくなる原因になります。
また、アサガオは日が短くならないと花が咲かない、短日植物です。外灯などが近くにあると、いつまでも日が短くならないと勘違いして花が咲かないことがあります。外灯などの問題がなければ、6月の夏至がすぎれば、日没が徐々に早くなってきます。そうすれば、それに反応して間もなく、開花してくるようになるでしょう。
本来は本葉4~6枚のころに摘芯しますが、今回は根元から30~40cmくらいの位置で摘芯すれば、すぐにわき芽が出るので摘芯しても大丈夫です。
芽が出てからそのまま伸びているつるは親づるです。親づるはわき枝のつるを出すためのものなので、上に伸びても花がしばらく咲きません。このために上の方でまとまって咲いたと思われます。
今が7節なら上から3節目で摘んで、わき芽2本を育てます。これを子づるとします。子づるが7節になったら、同じく3節で摘芯し、孫づる4本を育てます。この孫づるは花が咲くためのつるです。これを上まで伸ばします。つるは左巻きです。支柱に誘引して巻き付かせながら、徐々に上の段へ巻きつ付かせていきます。
肥料切れ、水切れに注意して育ててください。そうすれば緑のカーテンに花がバランスよく咲くでしょう。
保温用資材の一例としては、ポットまきした苗を、発泡スチロール箱に入れて、ホットキャップか保温カバーをして育苗をします。
プランターまきや屋内で育苗する場合は、ビニールトンネルを掛けます。ただし、いずれも日中は高温になるので、カバーなどを外して昼の温度調整をします。
庭に直まきする場合は、地域によって気温が異なるので、「八重桜がすっかり散ってからの種まき」を一つの目安にしてください。