ネギ 冬扇シオン

高温期の欠株が少なく、比較的夏越ししやすいです。夏場まではゆっくり生育し、10月以降に気温が下がってくると肥大して伸びていきます。
台風シーズンの夏から秋にかけて、まだ地上部が大きくない分倒れにくい特徴があります。
とう立ちが遅く、3月ごろまで収穫できます。

ココがおすすめ
●根張りがよく夏の欠株が少ない！
扇シリーズの中でも根張りがよいので、近年の猛暑でも比較的欠株が少なく抑えられます。夏の間は地上部の生育がゆっくりなので、他の品種よりもひと回り小さいですが、夏時期は追肥や土寄せをすると根を傷めてしまうのでグッと我慢して、追肥、土寄せは9月下旬から始めます。

●風に強く倒れにくい！
夏時期は地上部の生育が遅く、9月下旬ごろになってから生育が進みます。秋の台風シーズンでは他の品種よりも地上部が低いため、比較的倒れにくい特徴があります。ネギは倒伏すると、その後戻る可能性はありますが、根にダメージを与え、生育に影響してしまいます。また、ある程度生育が進んだ後に倒伏すると曲がったネギになるので、倒伏に強い品種だと安心です。

●とう立ちが遅く3月まで収穫できる！
年内から年明けに収穫し始められますが、とう立ちが遅いので3月まで収穫できます。4月に入ると、とう立ちしてくる可能性が高まるので、3月中にとり切るようにします。「夏扇タフナー」と組み合わせると冬から早春まで長く収穫することができます。

栽培のコツ
●9月中旬以降の追肥を強くする
●土寄せを強くし過ぎない