冬~早春を彩る寄せ植えや切り花として古くから人気のハボタン。最近では多種多様なハボタンが登場し、冬の園芸の主役になりつつあります。和風の「お正月」イメージが強いハボタンも、アレンジ次第で華やかでかわいらしいイメージをつくることもできます。もちろんクリスマスにだってぴったり! そんなハボタンに待望のサカタオリジナルの新品種が登場しました!
発色のよさが魅力
「円(まどか)春の紅」 「円(まどか)春の宴®」
茎が真っすぐに伸びて、発色がよい
茎がしっかりしているため、寄せ植えと切り花の両方で楽しめます。
イベリス、白いシクラメンと合わせれば、より一層「円(まどか)春の紅」が引き立ち、キリッとした寄せ植えになります。
「円(まどか)春の宴」はシックなクリスマスのアレンジにもぴったり!
華やかな印象の「ドレス」シリーズ
鮮やかな発色と波打つ花弁が魅力
新色の「ピンクバイカラー」は同系色で花の形が異なるビオラ、アリッサム、シクラメンと合わせると、華やかなイメージになり色と形のグラデーションが楽しめます。寒さに強く丈夫で育てやすいコンパクトタイプなので、寄せ植えにもおすすめです。
クリスマス
クールな雰囲気は、シックなクリスマスのアレンジにぴったりです。ゴールドやシルバーのクリスマスオーナメントとの相性もばっちり。
お正月
茎がしっかりしているため、切り花にもおすすめ!
すっと伸びる真っすぐな茎は、ユニークでおしゃれなアレンジ素材として重宝します。
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- 用途:花壇、鉢植え
- 日当たり:日なた、半日陰
- 耐寒性:強
- 鉢サイズ・種類
- ミニ作りにする場合は、直径9~10.5cmのポット、大株作りにする場合は、直径15~18cmの鉢。
- 植え付け
- 花壇やプランターに20~25cm間隔で定植。
寒地・寒冷地では、低温期が早く来るので、早めに種をまきましょう。寒さに比較的強いですが、発色後はマイナス3℃以下で凍害を受けるので、防寒対策が必要になります。
ハボタンの栽培カレンダー
種まき・発芽までの管理
発芽適温は20℃前後です。ハボタンの葉は秋の低温で発色するので、寒地では早く、暖地では遅く種をまくようにします。種まき用土は種まき専用用土や、赤玉土とピートモスを同量混ぜた土を使います。気温が高い夏にまくので、立枯病が出ないように、まき土は清潔な新しいものを使うようにしましょう。
種まき用の育苗箱やプランターに種まき用土を入れ、5cm間隔に溝を作り、溝の上に等間隔で種まき(すじまき)して3mmぐらい土をかけます。種まき後は風通しのよい半日陰に置くようにして、水を切らさないように管理すれば、3日ほどで発芽します。発芽がそろったら、速やかによく日の当たる場所に移します。
半日陰で管理をしていると発芽した芽は薄黄緑色ですが、発芽がそろった後、日当たりのよい場所に移動すると、濃い緑色になります。
間引き・育苗・苗作り
発芽がそろい、日当たりに移動した後は、週に1度、液肥を与えて育てます。日当たり、風通しのよい場所で、乾かしぎみに管理すると、しっかりした苗に育ちます。葉が触れ合うようになると苗が徒長しやすくなるので、数回に分けて間引きます。
本葉が2~4枚になったら、6~7.5cmポットに培養土、もしくは赤玉土6:腐葉土3:くん炭1を混ぜた土を入れて、1株ずつに植え替え(鉢上げ)をします。
植え付け・植え付け後の管理
鉢上げから約30日後、本葉6~8枚になり、ポット内に根が回ったら植え付けます。ミニ作りにする場合は、直径9~10.5cmのポットに植え付けます。大株作りにする場合は、直径15~18cmの鉢に植えるか、花壇やプランターに20~25cm間隔に植えるようにします。
植え付け後、1週間ぐらいしたら、配合肥料を1株当たり軽くひと握り株元に置き肥として与えます。
黄ばみ始めた下葉は、2週間に1度定期的に取り除くようにすれば、葉数の多いしまった株を作ることができます。ハボタンの葉は低温で発色します。よく発色するように、屋外の日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。
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- ハボタンはいつ種まきをするとよいでしょうか。
地域によって異なりますが、温暖地では7月中旬~8月中旬が種まき適期です。これより遅くなると、葉の枚数が少なくボリュームのない株になってしまいます。
ハボタンは種まき時期に関係なく、晩秋に気温が下がってくると低温に反応して葉が赤や白に色づいてきます。早く種まきすれば低温に反応するまでの生育期間が長いため、葉の枚数が多くなり大きな株になります。
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- ハボタンを大きく作りたいです。15cmポットに植えたらよいでしょうか。今は9cmポットで、葉は12枚くらいです。丸葉系とちりめん系があります。ハウスがあるのでそこで育てるのがよいでしょうか。
いきなり15cmポットに移植はしない方がよいでしょう。植え替えたときの新葉が不釣り合いに大きくなってしまいます。葉の枚数を多くしないとよい姿になりません。まず、12cmポットに移植しましょう。葉が20枚を超えたら15cmポットに移します。
栽培環境はハウスで育てるより露地栽培がよいです。夜露を伴う冷え込みが葉の枚数を増やし、発色がよくなります。ちりめん系は乾いた北風に弱いので注意しましょう。
多粒まきで今までとは一味違う、ハボタンの栽培方法をご紹介します。
数種類をミックスして種まきしたらこんなにかわいいリースができあがりました。種から育てるハボタンのリース作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
詳しい作り方はこちら