秋冬露地野菜の種まき・育苗管理は7~9月の高温期のため、乾燥や逆に水のやり過ぎによる発芽不良、遮光ネットの掛けっ放しによる苗徒長などがよく問題になります。
近年の高温と土砂降りの雨は、今までの想定を超えるレベルで、基本的な管理方法の再確認が大切です。
品目ごとにポイントをお伝えします。
キャベツ・ブロッコリー・
ハクサイなどの
種まき・育苗ポイント
種まきから発芽
発芽適温に近い温度管理、適度な水分、酸素がそろう条件が大切です。
発芽までのポイント
温度
遮光ネットや日陰を利用して、直射日光による高温を避け、できるだけ発芽適温に近づけます。
水、酸素
雨よけでの管理が基本です。種まき後たっぷり水をやりますがすぐに乾きますので、乾燥には注意が必要です。一方、水のやり過ぎは土中で種が呼吸できなくなります。表土を5mmほど軽く削って、乾いていたらたっぷり水をやります。
※「たっぷり」とは、ポットやセルトレーの下から水が出てくるくらいの水やりを意味しています。
発芽から育苗
苗は日照不足と水分過多で徒長します。
また、ポット育苗では間引き遅れにより徒長することもありますので、本葉1枚までに間引きします。
また、ポット育苗では間引き遅れにより徒長することもありますので、本葉1枚までに間引きします。
育苗までのポイント
日照
発芽後は日なたで管理をします。日が昇り直射日光で高温になってきたら遮光ネットをし、日が傾いて温度が下がってきたら剥がすことで、昼間の高温をしのぎます。ただし、曇天や降雨の日は遮光はしません。
※遮光ネットは遮光率50~60%をおすすめします。
水
夕方にまだ十分に土が湿っているようだと水分過多です。夕方には乾き気味になるように調整します。なお、昼間の水やりは葉が焼ける危険があるので、早朝に行うことが基本です。しかし、昼間カラカラに乾燥してきたら、昼間も水やりを行うことになります。その場合、夕方には乾き気味になるくらいの量を行います。曇天や降雨の日は、乾いているところのみに水をやります。
※セルトレーの外側は乾きやすいので注意が必要です。
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定植
苗の老化、根張り・活着不良は定植後の生育にかなり悪影響を及ぼします。定植適期は、ポット苗では本葉5~6枚時、セルトレー苗では本葉2~3枚時です。定植前に苗と定植する穴に水をしっかりやり、定植後には弱い水圧で地中にゆっくりと染み込ませるように水やりをします。定植時に「ネイチャーエイド
有機の液肥」を500倍に水で薄めて施すと、根張りや活着がよくなるのでおすすめです。
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暑さに強いキャベツ・ブロッコリー・
\ ハクサイなどおすすめ品種 /\ 暑さに強いキャベツ・ブロッコリー・ハクサイなどおすすめ品種 /
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ニンジンの種まきポイント
発芽適温に近い温度管理、適度な水分、酸素条件がそろうとしっかり発芽します。高温期の種まきは、35℃以上で極端に発芽が悪くなるニンジンにとっては非常に厳しく、温度・水管理が最大のポイントとなります。降雨があり、適湿な状態での種まきが理想ですが、高温期ではカラカラに乾燥した畑への種まきになり、水やりを行うことになります。
種まき前に水やりをする場合
こちらが理想です。特に、水やりをすると表土が固まってしまう土質では、畝立ての前にたっぷり水をやり、耕うんできるくらいまで乾いてきたら畝を立てて種まきをします。その後は乾燥具合を見て、夕方に少量多回数で水をやりますが、表土が固まってきたら小まめに土を砕いてください。
種まき後に水やりをする場合
カラカラに乾いた畑に種まきをし、直後にたっぷりと水やりをする必要がある場合は、夕方に行うのが理想です。朝や昼間の水やりは地表面がすぐに乾燥してしまうことと高温多湿条件が続くのでおすすめしません。
種まき後、日照りと高温により表土から2cmくらいまで乾いている場合は、種まき後2、3日目であれば、夕方に軽く水やりをし、4日目あたりの夕方にもたっぷり水やりをします。表土から2cmくらいまで乾いているのが種まき後4日目くらいであれば、夕方にたっぷりと水やりをします。
5~7日目くらいが発芽目安です。
その後も日照りと高温が続き、表土から10~15cmくらい掘った辺りが乾いていたら、夕方にたっぷりと水やりを行います。水やりで表土が固まってきたら、その都度小まめに土を砕いてください。
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ダイコン・カブの
種まきポイント
乾燥した畑への種まきや水やりによる表土の硬化で発芽不良が起こります。種まき後に乾燥しているときは、たっぷりと水やりを行いますが、表土が固まった場合は、小まめに土を砕いてください。可能であれば、畑の準備前にたっぷり水をやり、耕うんできるくらいまで乾いてきてから畝を立てて種まきすることをおすすめします。その後も日照りと高温が続き、表土から10~15cmくらい掘った辺りが乾いていたら、夕方にたっぷりと水やりを行います。ただし、表土が固まってきたら小まめに土を砕いてください。
暑さに強い
\ ダイコン・カブのおすすめ品種 /\ 暑さに強いダイコン・カブのおすすめ品種 /
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ニンジン、ダイコン、カブの種まきでの「たっぷり」とは、散水チューブなどで数時間(時間は条件により増減させる)散水し、水が地中までしっかりと染み込んでいる状態を意味しています。
高温期(夏場)の種まき・育苗に
おすすめのグッズ
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高温期の種まきにおすすめの野菜種
暑さに強いキャベツ・ブロッコリー・
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暑さに強い
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約125粒 袋通常価格440円 (税込)約800粒 袋通常価格1,320円 (税込)約8000粒 袋通常価格12,980円 (税込)ペレットシード約5000粒 袋通常価格11,550円 (税込)シーダーテープ (20m)袋 ※株間25cmごと(80カ所)に各3粒詰め通常価格550円 (税込)