収穫時期が異なる品種を組み合わせて育てれば、約2カ月にわたり収穫を楽しめるタマネギ。
ぐんぐん大きくなるアイドルシリーズも仲間入り。
収穫時期による品種の選び方を分かりやすく紹介いたします。
初心者の方にもおすすめ!
歯切れよく、甘みがあるのも特徴です。
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早どりできる早生種です。
歯切れよくみずみずしい、おいしいタマネギです。
8月末まで貯蔵可能です。 -
病気に強く育てやすい中生種です。
太りよくたくさんとれて、球重350g程度にもなります。
12月末まで貯蔵可能です。 -
病気に強く貯蔵性に優れて、歯切れよく甘みの強いタマネギです。
年明け3月末まで貯蔵ができます。
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苗床の準備
1平方メートル当たり苦土石灰を3握り(約150g)、化成肥料を2握り(約100g)入れて深く耕し、畝をつくって板などで平らにします。
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種まき
8cm間隔に浅い溝をつけ、種を5mm間隔くらいにすじまきをして、薄く覆土してから水やりをします。
乾燥すると発芽しないので、新聞紙やわらなどをかけておき、発芽したら新聞紙は取り除きます。 -
間引き
1回目は草丈が6~7cmのころに混んでいるところを間引きます。
2回目は、草丈約10cmで1.5cm間隔に間引き終わったら、1平方メートル当たり化成肥料を軽く1握り(約30g)を追肥します。育苗日数は50~60日程度です。
べと病は苗床や春先の発生時にしっかりと防除しましょう。 -
畑づくり
定植する2週間以上前に、1平方メートル当たり苦土石灰を3握り(約150g)施して耕します。
1週間前になったら、1平方メートル当たり堆肥を約3kgと化成肥料を2握り(約100g)、過リン酸石灰を軽く1握り(約30g)を入れてよく耕します。 -
畝づくり
畝幅約75cm、株間は12~15cmで畝をつくります。
ポリマルチをする場合は穴の直径は5cmほどにします。生育の促進と雑草防止のため黒ポリマルチがおすすめです。 -
定植
草丈20~25cm、太さは鉛筆よりもやや細い苗を選びます。
茎の白い部分が見えるように植え付けます。
霜から株を守るためにわらを敷くのもおすすめです。 -
追肥
定植後25日くらいと苗が伸びだす早春(関東で3月上旬)の2回、追肥をします。マルチを使用している場合は植え穴にまきます。
マルチを使用していない場合は、畝面全体にばらまき、移植ゴテなどで土と肥料をかき混ぜます。
霜柱で苗が浮き上がることがあるので、手などで株元を押さえます。雑草はこまめに抜きましょう。 -
収穫・乾燥
収穫適期は全体の約8割の茎が倒伏したら、天気のよい日を見計らい全部収穫したら、雨の当たらない場所に並べて1~3日乾かします。
収穫適期を過ぎると外皮に染みができたり、球割れしたりするので、適期に収穫するようにします。 -
貯蔵
葉付きのまま数株ずつ束ねて風通しのよい場所につるすか、茎を切って網袋か箱に入れて風通しのよい場所に置いて貯蔵します。