※あくまで生産者の作り方になります。
環境によっては、上手にできないことがありますので、ご参考程度にしてください。
大玉トマトを
種から育てるのに
おすすめの品種はコレ
「麗夏」なら初心者でも丈夫な苗を
作りやすい!
「苗の出来によって作柄の半分が決まる」といわれるほど苗作りは重要です!徒長すると戻らなくなるので、苗作りでその後の生育も左右されていきます。
初めて種から大玉トマトを作る方は、「麗夏」がおすすめ!
生育旺盛で、水と肥料をしっかり与えれば、太くしっかりと育ちます。
大玉トマトの
発芽後の管理
発芽して本葉2枚くらいになったら9~10.5cmポットに植え替えます。3~4月の春時期では水を絞り気味にします。水の加減としては、夜に水が残らないように水やりを調整し翌朝にたっぷりかけることで、根の張りがよくなってきます。雨の日は徒長の原因となるので、水やりは控えます。もし乾燥し過ぎる場合は、葉の表面に水を軽くかけて、最低限の水やりにします。
雨の日に乾燥しているようで
あれば、
葉の表面に
軽く水をかけます
※あくまで生産者の作り方になります。
環境によっては、上手にできないことがありますので、ご参考程度にしてください。
苅部 博之さん
江戸時代から続く農家の13代目。
横浜市保土ケ谷区で年間100品目の露地野菜と果樹を栽培。収穫したものをその日のうちに販売できる地産地消を目指した都市型農業を実践。就農希望者を支援する「農業塾」・「百姓塾」代表。
水分を抑えめに
する
植え付け場所は緩やかな
傾斜にする
植え付け場所は、雨などで水がたまらないように緩やかな傾斜にします。露地栽培では水分をコントロールすることが難しいですが、水分を抑え気味にできれば甘くておいしいトマトができます。
※極端な乾燥が続いた場合、裂果が起こりやすくなるので、注意しましょう。
丈夫で健康的な
株を
作る
ミルフィーユ状に堆肥と有機質肥料を入れる
畝の下をよく掘り、ミルフィーユ状に堆肥と有機質肥料を入れます。
しっかり掘ることで、土が軟らかくなり、空気がよく行き渡るので、根がしっかり張っていきます。
根が成長する過程でミルフィーユ状に入れた肥料分を徐々に吸い上げていくので、丈夫で健康的な株に成長していきます。肥料の過剰摂取も防止できます。
丈夫な株を作ることは、天候不順にも負けず、おいしいトマトの収穫につながります。この方法は元肥を重視した方法なので、追肥の目安は、第3果房の果実がピンポン玉ぐらいまでに成長したころになります。
適度な株の勢い
を
維持する
「わき芽の成長具合」「葉の状態」で、追肥と水を加減する
株の勢いが弱い
わき芽が十分に成長しない、葉がしおれたりしたときは、極端な干ばつなどにより、株の勢いが弱くなっている可能性があります。追肥と水を与えて株の成長を回復させましょう。
株の勢いが強い
主茎とわき芽の区別が付かないほど、わき芽が成長しているとき、肥料と水分過多で株の勢いが強くなっている可能性があります。このような場合は、肥料と水分は抑えめにしましょう。
果実へ養分を
送る
わき芽をしっかり摘む
わき芽を取らないと、果実へ養分が行き渡らなくなるので、わき芽は小さいうちにしっかり摘み、果実を充実させるようにしましょう。
平本 光彦さん(平本花園・だんだん畑)
神奈川県横浜市でトマトやキュウリなどの野菜苗や花苗を生産、販売。さらに、だんだん畑で市民農園を経営しており、契約者は常に40~45人前後。苗作り、土づくり等、下準備は平本さんが行い、その後の栽培から収穫までは契約者の方々が行っている。